とらキチ

ムーンシャークのとらキチのレビュー・感想・評価

ムーンシャーク(2022年製作の映画)
1.0
月の裏側に生息するソ連製“宇宙サメ人間”と人類が対決する、安定のアサイラム作品。
コレぞ「えっ?サメ男」の直系の後継作なのでは?とでも言えそうな作品。特に“宇宙サメ人間”なんて、「ホントはこんな風にしたかったんだよ!」って「えっ?サメ男」のスタッフが泣いて悔しがりそうなほど、カッコ良くクリーンナップされたデザイン造型。
低予算のパニック映画作品でサメ🦈が用いられる理由として、魚類としてのサメ🦈のあのカタチ🦈故に動かすところも少なく済み、CG製作に思ったほど費用が掛からないから、というのがあるそう。でも今作に出てくる主なサメ🦈達は、二足歩行のヒューマノイド型。普通に手足があって、更に顔の表情とかも動かさなきゃいけないから、その分手間も掛かるしお金も掛かる。だからCG製作で予算の大半を使ってしまったのか、普通の役者が芝居するシーンでのセットや合成がビックリするほどチャチぃ。特に月面のセットのショボさは、往年の80年代SF作品(例えば「フラッシュ・ゴードン」みたいな)かのよう。それもまたアサイラムらしくて逆に味わい深かったりする。特に役者達が低重力の月面を歩いている風に見せるために、動作をわざとスローにしているところなんかは爆笑。
ラストの展開については、何故?????って感じで意味不明過ぎたが、深く考察するのも馬鹿馬鹿しいし時間の無駄なので…。一応、続編もあり得るよ…って事で😅
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