誰もが知る人気ゲーム「テトリス」の誕生から販売に当たっての権利問題などを事実に基づきながらもかなりスリリングに、ドラマチックに描いた作品。
冒頭からあの印象的なBGMをアレンジした音楽と可愛いドットのアニメーションに心を掴まれた。。終始音楽が最高。サントラだけでも聞く価値あり!
こんな楽しげなゲーム映画なのになんでジャンルがスリラーなんだ?と思ったが、開始40分辺りから結構ガチでタロンくんVSロシア政府みたいになって面白かった。
ゲームひとつとってもアメリカを敵視するソ連、こえ〜とは思うが、最近「クーリエ」を見たばかりなので軽くシバいて「はよ帰れ!」と言うだけだったり、ソ連の中にも結構話のわかる人が居たりとかなりマシに見えてしまった。うーんおそロシア。
落ちてくるブロックを消すだけのシンプルなゲームに、文字通り「嘘でしょ!?」と言いたくなるようなドラマが詰まっており見応えのある1作。
主人公の家族が日本人である+任天堂も出てくるので日本の描写も多いのだが…その辺は期待しない方がいいです。笑
微妙に違和感のある日本の描き方や日系俳優の演技力とかはまぁあるあるなので別に深く追求する気は無いけど、タロンくんが日本語全然喋れないのに何故か娘の日本語は完璧に聞き取れてたりという明らかな矛盾があって少しノイズだった。
あと、ソ連の空港の中に如何にも「悪の組織!」みたいなカラーリングの洞窟みたいな部屋があるのにも笑ってしまった。そんな訳ないだろ
ストーリーはかなり面白かったので、あくまでアメリカ視点の映画と思って色々目を瞑れば楽しめる作品。