倉持リネン

ザ・レターメンの倉持リネンのレビュー・感想・評価

ザ・レターメン(2021年製作の映画)
3.7
第二次世界大戦中に戦火の下交わされたラブレター。
200通を超える手紙の中で実際に綴られた言葉と共に描かれる短編作品。


当時のイギリスでは同性愛が禁止されており、手紙が見つかれば死刑も有り得た。

そのため手紙は基本的に燃やされていたらしく、現存しているのはかなり珍しいらしい。

……という説明を見て、へー、バレちゃうかもしれないのに度胸あるなぁと思いながら鑑賞したが…

手紙の中の言葉があまりに真っ直ぐで堂々とした愛に満ち溢れていて、戦争や法、死を持ってしても彼らのことは引き裂けなかったのでは無いかと強く感じた。

言葉もそれはそれは美しいし、そんな愛の言葉の数々を燃やさずに大切に持っている事を選択した姿にも深い愛情を感じた。


戦争反対。
倉持リネン

倉持リネン