吉田ジャスティスカツヲ

AIR/エアの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

AIR/エア(2023年製作の映画)
4.7
NIKEの例のバスケットシューズ👟誕生の舞台裏をマットデイモン主演で描く【ボーン・エアジョーダン】なお話し。
その結末は、皆さんご存知の通りなのです😏

…なのにそれでも過剰に感動してしまうのは、逆境を覆すアイデアと執着、相手を説得する機転など【ポイントとなるシーンが真摯に描かれているから】だと思われ、
それは正に、企業理念Just Do Itの精神ですよね。

もちろん靴の名前からこの作品名があるのだと思われますが、もともとのAIRの意味の"空気"や"雰囲気"のことでもあるのではないでしょうか🤔
そう思わせるほど、冒頭から80年代当時のニュース映像や当時のポップ音楽、映像の色調が【あの時代のイケイケでノリノリな、と死語を連発したくなる雰囲気】を持ちかけてきやがりますよ😅

そんな空気のなか、演じる主人公の情熱に周囲が引き込まれていくさまも、各自が従来の慣習を破って開拓者になるという物語も、ストレートに胸に響いてきます。
資本主義における企業の競争の話なのですが【客観的に見て勝ち目のない者が大物を打ち負かすという意味では】スポ魂映画って視点もありますね。
そのアンダードッグを好感度たっぷりのマットデイモンが演じるので、つい応援してしまうのです。

また、なんと言ってもこのテーマでありながら【マイケルジョーダンの描き方の塩梅】も非常に良かったと思います。


(詳しくないほうの私には)前半は当時のスター選手の名前もポンポンとび出す会話の応酬で【ついて行くのがやや大変ですが🥵】多少スルーしても中盤からの劇的な流れにスムーズに乗っていけるので心配不要。