文句なしの「お仕事映画」の傑作！という感じ。
予告編から見てもわかる通り、ナイキが期待の新人（後に誰もが知るアスリートになる）マイケル・ジョーダンと契約を取るべく奮闘する話で、当時ナイキのバスケットボール部門は、アディダス、コンバースに後塵を拝している中、さあ、どう戦うのか？というのが見どころになってくる。
これを聞いて、面白そうだと感じた人は絶対に見た方がいい。まず期待は裏切らない。
そして、見たあと誰もがこんな仕事をしてみたいものだと思うはずだ（もちろん大抵思うだけになってしまうのだが）。
人の心を動かすものは何なのか。成功を掴むにはどうしたらいいのか。半端な守りの体勢を見せる序盤の会議シーンでの苛立ち、共感できるサラリーマンも多いんじゃないだろうか。
また映画好きとしては、あのベン・アフレック&マット・デイモンコンビ作品という見どころもある。
主演のマット・デイモンはやっぱり素晴らしい。フィリップ・シーモア・ホフマンを思わせる増量ぶりは、ボーン・シリーズしか見たことない人は驚くんじゃないだろうか。
出演だけでなく監督を務めたベン・アフレック。やっぱりこの人もうまい。圧倒的テンポの良さで見せてくれる。
もし今映画館にかかっている大人向けの映画でおすすめは？と聞かれたら、間違いなく本作をあげるくらい面白かった
