ロックを愛し、ファンを愛しそして何よりもシーナと家族を愛した鮎川誠さんの生き様に迫る。日本のロックが暖かく僕らの日常を支える音楽になったのは、ロックのスタンダードを作った男がこんなにもカッコ良く、底抜けに優しかったからなんだね。
小倉昭和館PRESENTS 特別企画11弾で、シーナの生まれ故郷の北九州で初の上映。上映後に在りし日の昭和館でのイベントに登場し、演奏を披露した鮎川さんの貴重な映像が流れる。懐かしい緑のステージと上機嫌な鮎川さん。監督や盟友ルースターズの大江慎也さんらによるトークも。
甲本ヒロトさんのインタビューが印象的だった。「居なくなったことなんて、大した問題じゃないんだよ。居たってことが凄いんだ。毎日のライブが全部、大事件だったんだ」ヒロトらしい、素晴らしい賛辞。