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ドキュメント サニーデイ・サービスのmarscatのレビュー・感想・評価

4.2
そっちはどうだいうまくやってるかい?
(今の自分から18の自分へ)


サニーデイの音楽はいつでも僕をあのころ(90年代後半)にタイムスリップさせてくれる。それだけやなくて、現在進行形でも最高にかっこいいバンド。

若者たちと東京は自分の青春時代の始まり。愛と笑いの夜、24時、MUGEN、LOVE ALBUMと青春時代を突っ走って(てほどのことはしてへんけど)、解散と同時に青春時代が終わりました。

曽我部ソロ、ソカバンも衝撃的にカッコよかったし、再結成の2008年のライジングサンでは号泣、晴茂君が亡くなる前の渋谷公会堂は今でも鮮明に覚えてる。そして、大工原君が加わっても、変わらずいいバンドやなぁって思う。

2020年春以降のライブできるん?するん?行っていいん?ってなってた2年間の混乱を映像に残せたのは、貴重過ぎます。きっと数年後に観たら、コロナってなんやったんかね?ってなりますね。

晴茂くんが亡くなったあとの渋谷クアトロはやっぱり涙が出たけど…

4人編成のライブの後のSAでの反省会で、新井くんはいらないねってなっちゃって、曽我部が田中貴に言っといてって言い放ったときは、もっと泣けて…

イニシェリン島の精霊をみたときと同じような、複雑な気持ちで映画館を出ました。

まあ、そんなこんなで、18のときからずっと、サニーデイと同時代を生きてこられたんやなぁって、しみじみ思えたドキュメンタリーでした。

あ、もちろん、帰りにおいしいうどんを食べて帰りました。


こっちはこうさどうにもならんよ。
(18の自分から今の自分へ)
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