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瞳の奥の秘密のmanacのレビュー・感想・評価

瞳の奥の秘密(2009年製作の映画)
3.0
レビュー評価が高いので期待して観てけど、すごく退屈で何度ももう観るのやめようと思った。

犯人逮捕までの流れが物凄く雑で、サスペンス性がない。
アルバムの写真に写っていた男の目線だけで犯人決めちゃう?
エルキュール・ポワロだってさすがにアルバムだけでは事件解決しませんよ。
どこが「25年前の未解決殺人事件」だよ。
スタジアムの逮捕劇も無理があるし。入り口で検問でも張ってない限り客席から探すなんて砂の針ですよ。
初老の二人の終わった恋の思い出語りも別に知りたくないし。

と思って観ておりましたが!
ラスト30分くらいから物語がようやく動き始める!
今まで退屈でボケっと通り過ぎてたたくさんのシーンがピタピタ当てはまってきて、この100分全くなかった緊張感が走る。
この100分耐えがたきを耐え忍び難きを忍んできたのはこのためだったのかーと納得できる。

ただ、納得できたにしても100分退屈はやはり少々キツイ。
音楽や衣装等で目を楽しませてくれるとか、パブロをもっと笑えるキャラにしてしまうとか、100分乗り切るオプションをつけて欲しかった。美人のリリアナはすぐ死んじゃうし。
ちなみに、ラストの衝撃は嘘じゃないが、前述したサスペンス性のなさは最後まで解決されない。リリアナ殺害事件の謎解きは不自然なまでにあっさり犯人判明したままです。

リカルドカッコよかったー。
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