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ブルックリンでオペラをのtakeのネタバレレビュー・内容・結末

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

恋愛依存症の船長や、擬似戦争を楽しむ速記者、潔癖の精神科医など、キャラクターの個性が楽しめた。

葛藤の内容やそれへの立ち向かい方が素敵な映画だった。法律を盾に脅しつける養父や、船で抜け出す最後への繋がり方など、構成も良くて最後に皆が集まるシーンはわくわくした。

劇的なドラマはどこにでも転がっているという観念も素敵だった。

そしてカトリーナのさばけた雰囲気に似合わない可愛げのある露骨な尾行とか、パトリシアがカトリーナと対面して知らずに夫の不倫恋愛を奨励するシーンとか、その後何も知らずに帰ってくるスティーブンとか、状況が面白いシーンが多かった。
特にパトリシアのゆっくり脱いでいく発狂シーンが最高だった。
別の州での結婚で抜け出す作戦を考えている時の修道女が気まずそうで味のある絵だなと思った笑

ただラストは、パトリシアが置いてけぼりな感じで、雑に扱われているようには見えた。ちょろっとだけオペラ観客で出して終わりにするのは、なんか、ご都合主義感があって残念だった。
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