ヒカル

SISU/シス 不死身の男のヒカルのレビュー・感想・評価

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
4.0
ロッテン・トマトのスコアが批評家94 観客88とこういうジャンルとしては異様に評価が高く、皆んな大好きなナチものとの事で観れたら良いなとは思ってましたが、独禁法で調査されて改善計画で一応シロとなった東宝の独占らしく、幸運にも近所(東宝2条)でやってくれましたので劇場へ。
※イオンシネマでもやってました。すみません訂正します。

最初から最後まで楽しませて貰いました。良いジジイ映画でナチものではないでしょうか。


ゾンビ以外はゲームではゴア表現がコンプラ的に規制される事が多いが、映画ではナチもけっこうやられても許される様でその辺りがナチものの人気な理由かと思います。本作も無駄にゴア表現多めで楽しめます。


本作は1言で言えばジジイが無双するだけの映画ですが、ワンマンアーミーものはコマンドーやランボーの様に武器をたくさん用意するか、ジョン・ウィックの様に狭いところで一対一の戦いに持ちこむのが普通ですが、本作はかなり開けたところで 基本装備はツルハシ1本で戦います。何度もこれは終わったというシチュエーションになるのを知力と剛力と運でナチと闘います。このジジイはこの状況をどう克服するのでしょうかというクイズを毎度出されてもほとんど外れてたくらい想像を超える活躍をしてくれます。


それは流石に無茶やと呆れそうにもなりますが、このジジイならひょっとしたら出来るかもと妙な納得感がありジジイを応援している自分がいました。


ナチ側もクズだらけで良かったですが、ボスとNo.2はなかなかの鬼畜キャラとして魅了されました。ラスト以外おそらく全くセリフが無いジジイ。応援する価値はあると思います。


must seeでは無いですが、マーティン・スコセッシに疲れた方にオススメします。(皆さん絶賛で3時間半の時間を全く感じなかったらしいですが、私は緊張感だけの苦痛に近い映画体験でした。映画リテラシー低くてすみません。)
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