再び見直すと、これは井口監督自身の心を表した作品だと思う。
「うずく影」「片腕の花」
こちらの2本では圧倒的に虐げられ、自分の内面にも異常をきたしてしまうような精神状態。そして八代みなせに先導されながら勇気を持つ。これは自分の中の劣等感と願望が合わさった状態だろう。
つづく「バタイユの食卓」
美しい中村有沙も汚物を出すのだろうか。。
その見てはいけないところに迫っていく。それこそが究極のフェティシズム。
やがて二人は心を通じ合わせて、あらゆる俗物世界からの解脱を目指すようになる。
すこし極端すぎたが、禁断のものからの開放はこうすることしか得られないのかもしれない。
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2023/05/28 11:16
異端の純愛(2023年製作の映画)
4.5
これは井口昇監督のファンなら衝撃的な作品だろう。
なんせ井口ユニバース大集合。アベンジャーズのような井口組大集結。
しかもこれ「片腕マシンガール」「ゾンビアス」の続編ですよね。。。
つまりこの2作は見ておいたほうがいいだろう。
「上司と部下」「男子高校生と年上の女性」「喫茶店のウェイトレスと客」
それぞれの関係性で、こんな経験をしてしまったら完全に性癖歪められるよなあ。爆
そんな夢と狂気が混ざった映画であった。
つまり「片腕マシンガール」「ゾンビアス」に衝撃を受けたファンへのプレゼントのような映画であった。
