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法廷遊戯のmのレビュー・感想・評価

法廷遊戯(2023年製作の映画)
3.8
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120分超えでもおかしくない内容を97分にまとめ上げたの素晴らしすぎる。
キャスト的に若い人向けのエンタメ映画かなと思っていたけど思いの外解釈の難しい作品だった。
原作未読で挑んだけど内容は理解しやすく明快。難しい専門用語とかもほぼ無しなので集中して見られた。ただ個人的にはラストはなかなか難しかったなあと思うし未だに消化はできていない
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永瀬廉は他の作品の時にも感じたけどキラキラ感を消すのが上手い。アイドルしてる時の彼と普段の彼と、こういう役を演じている彼の差がデカすぎて良い。
北村匠海くんは画力がすごい。スクリーンいっぱいに映る姿に惹き込まれる。そういうのって役者としての強みだよなあ〜〜
そしてなんと言っても杉咲花さん、、、もう頭一つ飛び抜けてるとしか、、、レベルが高すぎる。叫んだり笑ったりしてるのめちゃくちゃ怖かった。鬼気迫る、とはこういうことかと身をもって感じた。
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裁判における無罪と冤罪。事実と真実。それぞれの向き合い方や捉え方があって、身近ではなくともこういう思いを抱えている人って実際にいるんだろうなと思った。
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横に座ってたおばちゃん死ぬほど椅子に除菌スプレーしてまで観にきてたのに途中イビキかきながら爆睡しててウケた。私はまばたきしなかったけどね!
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