サトシ

窓ぎわのトットちゃんのサトシのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.4
監督を八鍬新之介、制作をシンエイ動画。
今から約80年前、第二次世界大戦が終わる少し前の激動の時代を背景に、黒柳徹子の幼少期を自伝的に描いた「窓ぎわのトットちゃん」。

落ち着きがなく授業を邪魔ばかりすることを理由に、小学校を退学になってしまったトットちゃん。
トモエ学園の校長先生は、出会ったばかりのトットちゃんの話しに耳を傾けて「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」と新しく通うことを認めてもらう。
トットちゃんの元気いっぱい、すべてが初めてだらけの日々が始まる・・・。

【声の出演】
トットちゃん(大野りりあな)
小林校長(役所広司)
トットちゃんのパパ(小栗旬)
トットちゃんのママ(杏)
大石先生(滝沢カレン)

2023年最後の映画館で気になっていた「窓ぎわのトットちゃん」を鑑賞。
本当に観て良かったです。
もう涙無しでは観る事はできないです。
冒頭、黒柳徹子の語りから始まって、いきなりウルッときましたね。改めて戦争を恨みますね。小学校を退学になるなんて、大袈裟だなと思いましたが、トットちゃん1人に振り回されている担任の先生の能力が低い事が原因だったんじゃないんでしょうか。素直な良い子のトットちゃんは可哀想です。自分が小学生の時は、もっと酷くて授業を妨害していたので、確実に退学していましたよ。
校長役の役所広司の重厚感のある声が全体を覆い包み込んで素敵な雰囲気になっていました。子供の為に、電車が到着するのを見る為に学校に泊まる事を許可したり、ピアノを弾いてあげたり、こんなトモエ学園に入学したいですね。トモエ学園良い所って自然に歌えます。
パパ役の小栗旬は、小栗旬のままでした。少し邪魔しました。一方、ママ役の杏はハマっていて分からない程で良かったです。
泰明くんと仲良くしている時から、トットちゃんの気持ちに心温まりましたし、別れが辛すぎます。
2023年の最後に素晴らしい映画に出会えました。
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