HAYATO

マディのおしごと 恋の手ほどき始めますのHAYATOのレビュー・感想・評価

3.8
2024年117本目
オスカー女優のジェニファー・ローレンスが主演・製作を務めたお色気コメディ
金銭的な問題を抱えるマディは、税金未納が原因でUber運転手であるにもかかわらず車を差し押さえられ、ついには家まで失いかけてしまう。そんなある日、困り果てていた彼女は、1つの求人広告を見つける。その仕事内容は、「19歳になる内気な息子・パーシーのデート相手となり、彼が大学に行くまでに殻を破らせる」という両親からの依頼だった。しかし、パーシーは想像以上に不器用で奥手なため、セクシーなマディがあの手この手でパーシーを誘うものの、思うようには事が運ばないまま、タイムリミットが迫る。
監督は、『グッド・ボーイズ』のジーン・スタプニツキー。パーシー役は、『ハイスクール・ミュージカル ザ・ミュージカル』のアンドリュー・バース・フェルドマン。
俳優業の側、プロデューサー業に力を入れているハリウッドスターが増えている昨今、ジェニファーもまたその1人で、本作は『その道の向こうに』に続き、彼女が主演とプロデューサーを兼ねた2作目。
色々厳しいご時世に、未だにこんなにもバカげた下ネタ満載コメディを作ってくれることに感謝したい。
ゴールデングローブ賞主演女優賞(コメディー/ミュージカル部門)にノミネートされたジェニファーの体を張った演技が見どころで、マディはジェニファーの愉快で飾らない人柄にピッタリな役どころに思える。マディが全裸で取っ組み合いを繰り広げるシーンのインパクトはえげつない。
息子の童貞卒業を依頼するなんて、そんなムチャクチャな話あるかよと笑いながら見ていたけど、本作のプロットは実際にCraigslistに掲載されていた広告から生まれたということを知って驚いた。
悪ふざけが目立つ作品だけど、晴々とした心地よい印象を残す作品で、マディとの関わりを通し、両親の過干渉から抜け出すパーシーの成長に心温まった!
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