このレビューはネタバレを含みます
アルゼンチンの学校教育に関する映画。
主人公の大学教授が、ふと高校?の先生を代行することに。
最初は日本でもよくある新しい先生が生徒達に馴染めずにいる。
そこから、学校を通じて、アルゼンチンの情勢が映し出されていく。
選挙、麻薬、ギャング抗争的な部分が背景にありながら、物語が進んで行くが、バックグラウンドを知らない日本人には少しテンポが早すぎて理解できないところもあるかな。
ただ、都度都度、垣間見える人の弱さが映し出され、それに対して向き合っていく姿には、共感を覚えます。
最後には、見えない渦から逃げ出すことに成功した生徒の勇気と、真摯に生徒と向き合う先生がひたむきな姿勢を学べる映画ではないでしょうか。