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Summoning Sylvia(原題)のshimenoのレビュー・感想・評価

Summoning Sylvia(原題)(2023年製作の映画)
5.0
ゲイによるゲイのためのホラーコメディ。
かなり低予算だけど脚本がかなり良くできている。

ホラー好きゲイ4人組がバチェラーパーティの為に呪われた屋敷に滞在し、降霊術を行う。
しかしその頃新郎の義理の超ストレートな兄弟が合流する事になり…。という話。

本当に霊が降りてしまったのかどうか、そしていわくの本当の原因は何だったのか…という謎解きも同時進行で面白い。
まさかのほっこりエンド。


オープンリーゲイで日系アメリカ人俳優(ダッシュアンドリリーの兄役)のトロイイワタ目当てでもちろん彼も良かったけど、フランキーグランデが輝いてた。ベストアクティング。物怖じしないフェムゲイ。

ホラーコメディだけどゲイネタ、ゲイvsストレートネタ満載でずっと笑ってた。
ゲイ同士なら笑って呼び合う差別用語でも、ストレートが言うのはナシ、みたいなピリッとする瞬間とか、ゲイ丸出しなのにストレートジョックと対面するとなるとお互いぎこちない気まずさとか描写がうまい。
 
ネタバレ↓





なんだかんだでストレートジョックとも仲良くなれたのも良かった。
もしかしたらクローゼットゲイなんじゃないかとミスリードさせつつ、ストレートのままで仲良くなったのは良かったと思う。

実は幽霊はホモフォビックな母親ではなく、ゲイの息子を守ろうと嘘をついた母だったというクィアフレンドリーなエンドもナイスだった。

ラストのドラァグメイク、ちゃんと本職の人がメイクしたんだろうなってちゃんとしたドラァグメイクになってて感心。
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