凄まじい熱量と劇画的演出の木彫人形ストップモーションアニメーション。
本作はYouTubeで観られる僅か6分足らずの短編作品…と言うか、パイロット版動画だ。
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https://youtu.be/DpefYPLH67A?si=tK2A5yv0wMz3SlsC

初見時、作品の制作背景を知らず、甚五郎の木彫造形を見て「え？これ、八代さんの創作を超えてね？」と呆然とした。
その後、エンドロールで「木彫／立体キャラクターデザイン　八代健志」とあって、「なーんだ、やっぱ八代さんじゃん」と安堵したものだ。
八代さん本人が、メイキングでも登場している。
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https://youtu.be/VHO6rTyyG6M?si=lVC04w45rfc7soED

日本が誇るストップモーション・アニメーションの神、八代健志氏については、『劇場版ごん』のレビューで私が語っているので、未見の方はこちらをご参照頂きたい。
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https://filmarks.com/movies/88494/reviews/164128776

本作のストップモーションアニメーション制作は、川村真司監督はじめ、若く素晴らしい才能を持った数多くのクリエイターによるものである。
そのコミックにも近しい斬新な演出は、すこぶるキャッチーだ。
確かに、ストップモーションアニメーションそのもののクオリティ(繊細さや滑らかさ)は、八代さんの作品や米国スタジオライカのKUBO等のそれにはまだまだ及ばない部分もあり荒削りではあるのだが…若い息吹と勢いは十二分に伝わってきたし、ワクワク感を貰った。
(※スタジオライカの『KUBO』情報はこちら⤵︎ ︎
https://filmarks.com/movies/65979)
何より、八代さんの志しを継ぐ若い才能が台頭してきたこと自体がとても嬉しいではないか。

さて、本作はあくまでPV。
本編が一刻も早く観たいものだ。
制作は鬼のように大変だと思うが、首を長ーくして待っているので、何とか無事に完成させて欲しい。
期待！期待！！！

伝説の彫刻職人「左甚五郎」を主人公とした、木彫人形によるストップモーション・アクション時代劇のパイロット版の上映イベントに行ってきました。

木や木目を生かしたキャラクター造形とそこから派生するギミックの面白さ、敵を斬った時に血しぶきの代わりにおがくずが吹き飛ぶなどのアイデアが満載で、5分程度の短さながら、大変良かったです。

ストップモーションアニメのCGでは出来ない質感表現とダイナミックなカット割りが、マニアだけではなく一般層にも訴求できる本格的なアクションシーンになっていると感じました。

上映後には監督やスタップのトークや質疑応答もあり、美術やセットの造形や制作の背景を知ることができて、満足のいく内容でした。

映画完成まで少なくても6年くらいかかるようなので、クオリティの高い完成版を楽しみに待ちたいと思います。

ストップモーションアニメの系譜として、「こまねこはじめのいっぽ」「劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -」が併映されたのも、感慨深いものがありました。

全編YouTubeで見られます。
パイロット版リンク
https://www.youtube.com/watch?v=DpefYPLH67A

本編ショット、舞台挨拶を含むブログは以下にて
https://ameblo.jp/hinomoto-hertz/entry-12801396748.html

仲間の裏切りに遭い育ての親と右腕を失った左甚五郎が、仇とする犬丸に立ち向かう復讐譚。
これは当たりでした🎯木工細工によるキャラクターデザインが十分に活かされた映像美は一見の価値あり。ストップモーションアニメですが、実写にしていたらかなりのゴアグロ必至で、テリファーなんか目じゃないかも😱おまけに、最後には義手が ‘死霊のはらわた’ モードになってしまうというのが最高にウケました。
こちらで観られますよ👉https://www.shortshortsonline.org/videos/hidari