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キリエのうた
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目次

『キリエのうた』に投稿された感想・評価

健一

健一の感想・評価

4.7
その姿は きのうまでの 何も知らない私。




その繊細さは時を重ねても一貫してブレることを知らない安定の岩井俊二 節。

恐らく初めてじゃない?
岩井俊二監督の作品が東映 配給で全国公開されるなんて。

都内の小さなミニシアターで公開されるようなインディーズっぽい作風は全国のお客さんにちゃんと受け入れてもらえたのかな?

3時間弱の上映時間に観る前は少しおののきましたが 雲の上にいたかのような極上の時間を過ごさせていただきました。🤭

アイナ・ジ・エンド。

鈴木蘭々、奥菜恵、蒼井優、森七菜と。
名女優発掘に定評のある監督。
今回もまたすごい子を発掘してきましたね!
その表現力、歌声、かすれた囁き。
その存在感に魂まで抜かれてしまった。
特にこれは世代なのか。
キリエが唄う『異邦人』に心奪われ涙が止まらなかった。

出逢いと別れ。 再会と終着。
てっきり孤独な唄う少女の物語だと思っていたが、巧みに時代を交差させ若者達4人のストーリーになっていたのは意外。
閉鎖的な現代、自然災害による深い爪痕、血の繋がらぬ兄弟愛、親子愛。
この4人の重圧な人生の絡ませかたが実にお見事!
この構成、編集が3時間弱を飽きさせない作りになっている。
そして。
岩井俊二監督作を観るたびにいつも感心させられるのがカメラワーク。
真上からの街並み。斜め下からの緩い動きで被写体を追う静かな映像。
突き放したかのような遠くからのショット。
いつもの映像美はこの新作でも健在。


ひとつ難点を言うならば・・・


ロバート・キャンベル、粗品(霜降り明星)、樋口監督、石井竜也と。
ビックリゲスト的なカメオ出演者があまりにも多過ぎて、ここまでたくさん居るとだんだんウザくなってくる。😅
物語に集中出来なくなり、かえって邪魔。


とは言え・・・


予想以上に素晴らしい作品でした。
鑑賞してから丸一日経ったが未だに余韻が残っている。

『芸術の秋』には本作のような作品を観て
沁みたい・・・

『家はありません。歌しか うたえません。』

こんな少女は東京の片隅にたくさんいるのかもしれない。
私たち『大人』が出来ることはなんだろう・・・

『頂き女子』と呼ばれているYouTuber達。
この作品を観て『ホントの才能』に目覚めてほしい。
(別に頂き女子に騙されてないよ!)😅



2023年 10月16日 11:00〜
丸の内TOEI ①
💺509席
客入り 20人弱。

舌ったらず な わたくし。
「リリイ・シュシュのすべて」と
どうしても 言えず
「リリイ・シュシュのシュべて」と
なってしまう。 😅😰
labyrinth

labyrinthの感想・評価

3.3
相方『なんか歌ってよっ』

 東京、大阪府、北海道、宮城県のロケーション。
東日本大震災を経験した方々には、悲しいシーンもあるかもです。

そう、そうなんです。

路上のミュージシャンの主人公の過去に、災害時被害・障害が入り込んできます。

主人公は声が出ず、歌うことでしか気持ちを伝えれない。
でも、少々声はかすれて出ます。

やはり、自然と涙・・・出ます。

きっと、伝えたいことが有りすぎて、やや上映時間ながい、ながいです。
是非、トイレギリギリ行って見てください。

アイナ・ジ・エンドさんが初主演。
1人2役。
過去のシーンで主人公のお姉さん役とその妹役(主人公)。
そして、唄う歌うシーンもあり、きっと日本アカデミー賞新人賞間違いないでしょうね。

謎多き主人公の相棒に、すずちゃん。
高校の友人。
笑顔でいて、元気もらえるキャラ。
いつも変装?ただのファッション?
その理由は、後半にわかる。
ラストシーンは、待ち伏せの男に・・・
涙の涙の・・・・・。

主人公のお姉さんの婚約者。
主人公を災害時から探す男役に松村北斗さん。
幼き頃主人公と1度目と2度目現在の再会も涙の押しのシーンです。

黒木華さんの優しい小学校の教師役・・・私の先生がこんな方なら良かったのに・・・と思えるものでした。黒木華さんの出演映画は、賞を取る率高いでしょうね🎵

ストーリーは、主人公とその回りの人達の過去と現在、現在から過去と何度かシーンが自然な感じに切り替わります。
よく切り替わりますが、頭ぐちゃぐちゃにならず、ちゃんと理解できます。
そして、徐々に主人公の歌声が評価され、フェスまでたどりつく・・・・・がザックリストーリーです。

主人公『なんか話してよ』
ぶみ

ぶみの感想・評価

3.5
だけど、ココを歩くんだ、ココで歌うんだ。

岩井俊二原作、監督、脚本、アイナ・ジ・エンド主演によるドラマ。
歌うことでしか声を出せない路上ミュージシャン・キリエを中心とした男女四人の姿を描く。
原作は未読。
主人公となるキリエをアイナ、姿を消したフィアンセを探す青年・夏彦を松村北斗、喋ることがてきない少女を保護した教師・風美を黒木華、キリエのマネージャーを買って出る女性・イッコを広瀬すずが演じているほか、村上虹郎、松浦祐也、笠原秀幸、北村有起哉等が登場。
また、登場シーンは少ないものの、粗品、大塚愛、江口洋介、吉瀬美智子、樋口真嗣、奥菜恵、浅田美代子、豊原功補、松本まりか等もスクリーンを飾っているなか、スナックでカラオケを歌う男性が、やたら上手いなと思っていたら、石井竜也だったのには驚き。
物語は、一面の雪景色の中、オフコースの『さよなら』が特徴的な歌声で響き渡るというインパクト抜群なシーンでスタート、以降、キリエ、夏彦、イッコ、風美を中心とし、石巻、大阪、帯広、東京と、時間も場所も転々とする13年間が綴られることとなるが、頻繁に時系列が前後すること、及びアイナが時を超えた役どころとなっているため、これはいつの話なのか、はたまたこれは誰のエピソードなのかと時折考えてしまうことあり。
本作品は、そのアイナの歌声に支えられていると言っても過言ではなく、私は正直好みの声質ではないものの、一度耳にしたら忘れられないほどであり、それが脳天に突き刺さるように鳴り響く様は、まさに映画と言えるもので、岩井監督、小林武史音楽のコンビで、かつて一世を風靡した『スワロウテイル』をリアルタイムで知る身としては、そこでの歌声が忘れられないCHARAと同様。
また、劇中に流れる曲もオリジナルがあったかと思えば、前述のように『さよなら』や久保田早紀『異邦人』、井上陽水『帰れない二人』といった昭和の名曲に加え、米津玄師『Lemon』や優里『ドライフラワー』、あいみょん『マリーゴールド』等、最近の楽曲も使われているため、多くの年代をカバーしているのはにくいところ。
加えて、回想シーンで高校生時代を演じた広瀬が、その制服姿に全く違和感がないのは、もはや反則である反面、粗品のミュージシャンとしての顔を殆ど見たことがない私としては、彼の出演シーンがコントのようで浮きまくっていたように感じた次第。
クルマ好きの視点からすると、2011年のシーンで、最新モデルであるトヨタ・ヤリスクロスが映り込んでいたのは非常に残念。
約三時間という長尺ながら、無駄なシーンは殆どないと言っても過言ではなく、主役の四人はもとより、松浦祐也や北村有起哉といった脇を固めるキャストも、ある意味イメージどおりの役を演じていることから、物語の世界観に違和感なく入り込めるとともに、アイナの歌声が、時に耳を切り裂くように、時に心を突き刺すように響き渡り、四人の物語に心地良いエッジを効かせている一作。

見つからないでくれ、とも思うんです。

『キリエのうた』に似ている作品

BAD LANDS バッド・ランズ

上映日:

2023年09月29日

製作国:

上映時間:

143分

ジャンル:

配給:

  • 東映
  • ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
3.6

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