観る人によっていろんな捉え方ができそうな作品。木々や木漏れ日の美しさに気を向けるひとは、普段はそれほど多くないだろうし、自分もそうだけど、今度ゆっくり見てみたいと思った。人工的なものの美しさも良いけど、自然の美しさは都会でも感じられる。
平山は平穏に過ごしているようだけど、音楽を聴いているとき、女性と接しているとき、仕事終りのお酒を飲んでいるときの嬉しさがすごく伝わってきた。ささやかなことに幸せを感じられるのが理想でもある。ファンタジーで終わらず、彼の抱える孤独さや寂しさが感じられるシーンがあったのが良かった。彼の仕事は、人に直接感謝されたりすることは少ないかもしれないけど、責任感を持ってきっちりやっていて、すごく大事なことだと改めて感じた。自分のためにきっちりやるという部分も大きいと想像する。
Pale Blue Eyesがかかったときは、嬉しさと驚きで感情おかしくなった。映画館で観られて本当に良かった。