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落下の解剖学のhrmのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.9
映画評を聞いて(聞き流して)はいたものの、内容は全く忘れておりまして。
単純にミステリーのイメージで観始めたら、ごりごりのヒューマンドラマ、法廷劇。
アカデミー賞ノミネートの印象が強かったけどカンヌもだよねー。パルムドールだったんだねー。観たらカンヌっぽさがよくわかった。

夫が転落死した真相が「解剖」されていくことで、身包み剥がされて行く被疑者であり妻であるサンドラ、家族関係、夫婦関係。
夫婦の関係は「パストライブス」に重なる部分あり。
夫婦の口論音声の緊張感たるや。
あれだけ他者に見せたくない部分を露わにされたはずのサンドラのラストシーンの表情、息子との距離感。
全編通して台詞量がとても多いが無駄は無し。
どこに辿り着くのか想像ができなくておもしろかった。
犬の名演も素晴らしかったです🐶
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