これ、好き❤️
もう若くない，底辺暮らしの2人。
題名も『枯れ葉』だし、失業したり，アル中だったり、貧乏でうらぶれている…筈なのに、なんだかほっこり。
まず色合いがとても美しい。
アンサのブルーのコートの中は朱色のブラウス！ラストでは黒のコートで地味？と思ったら，ちらりと覗く袖口とショートブーツの色合わせが素敵！
ホラッパも黒と鮮やかな赤やブルーのシャツの組み合わせだったり。
ほぼ無表情で、口数も最低限の、会話の間合いのとぼけた感じ
ジム・ジャームッシュを思い出した。
（あとで知ったのですが、2人の見ていた映画はジャームッシュだったんですね💦）
カラオケの超ド下手な歌に笑い
（皆褒めるので私がおかしいのかと思った）
男2人の妙な友情、
逞しい女2人の小気味良い会話。
どう見てもＢ級のゾンビ映画を大真面目で論ずる客に、「あんなに笑ったの初めて」と仏頂面で言うアンサ。
どれを取ってもしみじみと笑えてしまう。
舞台は絶対に最新の現代なのに
（ウクライナのニュース、ネットカフェ、…）流れる音楽のレトロ感。いつの時代？とかえってあったかい。
難聴だけど多ジャンルOKな私には
マンボ、ジャズ、無表情な女の子2人のポップ（？）どれも楽しかった、
特に，「Early morning Rain」をゲンダイの映画できくとは！
とても寡黙な作品なのに、観た私は色々な場面について饒舌になって語りたい、そんな魅力。
時々観たくなる作品だな、と思う。
