熊本県民で、人吉には友達もいて、複数回行ったことがあります。そういう目線での感想です。
内村光良監督が水害で傷ついた故郷を、復興途中の段階で撮っておかねば！と作られた短編です。
もうかなり復興が進んでいるところもあれば、手付かずのところもあって、水害前の人吉を訪ねたことのある身としては、観ててつらい部分もありました。
でも、そんな人吉の今の風景をバックにダンスをし、人吉を盛り上げていこうとする高校生たちは、眩しくて力強かったです！演技未経験な感じも、逆に初々しさがよかったですし。
その分、ワンポイント的な登場でありながら、松重豊さん・北村一輝さん・ムロツヨシさんたちが、流石の存在感でしっかり物語を引き締めてくださってたと思います。あと、ダンスが得意な主人公の母親として、映美くららさんがめちゃくちゃ説得力ありました(笑)
タイトルにもなっている、ダンスシーンは圧巻です！！人吉への思い入れも加味されて、自然に涙が流れていました。
