グランツーリスモのらっとちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

予告見て期待した通りの映画。

創作物だと「主人公が結果を出して終わるんでしょ」と思えるけど、実際のことだから本当にどうなるかわからなくて、このまま想いのままに飛ばして勝って欲しいという高揚感と、どうか事故らないでくれという心配で心臓焼け焦げるかと思った。まさに実際のレースを見てるような感覚。

役者陣がとにかく素晴らしい。
息子の為を想い、自分の尺度で見える安全なレールを敷こうとするお父さん。本当に、子供を想うひとりの普通の親にしか見えない。ル・マンの会場で会うシーンは泣いてしまった。
オーランドブルームも良かったなあ〜！最初っから人を巻き込む内から湧く自信がもう画面越しにギラギラと感じられて、でもなんか胡散臭いような信用しちゃいけないような、悪い人ではないが根っからの明るさと利己心を持った野心家のビジネスマン。無理だと思ったら諦めるのも本音、成功したら一緒に喜ぶのも本音。こちらもまた本当にそういう人にしか見えなかった。