MovieLover5

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のMovieLover5のレビュー・感想・評価

4.2
ベルばら大好きな私には、とても楽しめる1本だった。国王役のジョニー・デップ、フランス映画に出ちゃうの!?と思いながら見ていたけど、いつもと違って?普通で、何の違和感もない。ジョニー・デップって奇抜な役が多いけど、やっぱり素晴らしい役者さんだった。
監督脚本を担当してる人が主演しちゃってると言うことを後から知ったんだけど、ある意味正解かなと思う面もあるけど、他の女優さん使った方が良かったんじゃないかと言うところに引っかかりが。当時のフランス王室や貴族、ヴェルサイユ宮殿の中で、なんか浮いてる感じがするのが残念だった。
逆に、主演さえしなければ、監督脚本としては最高だったと思うなぁ。演出も素晴らしくて。ベルばらでは悪役のドュ・バリー夫人の自由奔放爛漫さは、当時度肝を抜いただろうけど、みんなの意見を代弁する者だったものであって、実際にもそんなにきらわれキャラじゃなかったことを上映後に知った。愛らしく人間らしい人だったことが伝わってきた。
反面、マリー・アントワネット役は、とても子どもっぽくかわいくて、婚約~結婚の絶頂期だから、多分本当にそういう感じだったんだろうなと、いい意味でベルばら脱却して納得できてよかった。
「私は自分の人生を愛しすぎた」と斬首刑に処されるシーンもまた印象的で、Wiki等読みあさり、まだまだ書けそうなくらいに、私にとっては面白い映画でした。
MovieLover5

MovieLover5