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瞳をとじてのNのネタバレレビュー・内容・結末

瞳をとじて(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

フランス映画はやはり難しい‥

自分はザ映画という感じの方が好みなので、所々エモーショナルを感じる所はあったが全体的には単調に感じてしまった。
ただ、従来のファンやこういう雰囲気が好きな人からするとたまらないと思う。

巨匠と言われるだけあって、登場人物と物語の厚みは凄まじかったし、失われつつあるフィルム映画への監督の愛を感じた。

失踪者の特番をきっかけに、ミゲルが二人の過去を回顧して、再会する人によってミゲルとフリオ、二人の違う一面が少しずつ見えてくるのは面白かった。

個人的にはミゲルのあの生活はあこがれるなぁ。
愛犬のカリや友人達と過ごしながら、好きな仕事をしながら、漁をしたり飲んだり、音楽を楽しんだり。
犬のカリの可愛さにはめちゃくちゃ癒された。
ミゲルが友人達と飲みながらギターを弾く場面はとても好き。

ミゲルとフリオが再会し、二人で歌を歌ったり、ペンキ塗りをしたり、失った二人の時間を取り戻すように過ごしている場面は目頭が熱くなった。

2024 145
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