ほつれるのhachiのネタバレレビュー・内容・結末

ふっはー、ラストきつかったよ！マジで同じ部屋の中であの夫婦のやり取りを見てるようで居心地の悪さを感じた。めっちゃリアルで。もうなんで別れなかったのよ、てか旦那最低だな。マイルドモラ夫だわ。あんなん疲れる、しんどい。

一緒にいても綿子は木村との思い出に浸って旦那の話はロクに聞いてない。そんなんだから内見のことも忘れて木村のお墓参りに行っちゃう。そしてそこからの旦那の常軌を逸した電話攻撃。英梨だけでもヤバって思ったけどたまたま鉢合った木村の父にまで電話口に出させるとか異常。
綿子が黙って山梨行って一泊して帰ってきた時の第一声「とりあえず謝ろうか」と言ってからの謝ったら「何が？何について？」と返して詰問が続く。いや、確かに悪いって、黙って言ったのは悪いよ。でも詰め方が怖いんだって。全然マイルドじゃないわww

結局どっちも不倫してて、しかも旦那は元妻と不倫でしょ？いやホント、離婚すれば旦那は元のサヤに収まれるじゃんか。もうそうしなよって思ったのに綿子も別に別れたくないけどとか言っちゃうし。でも最後の台詞が効いたね。あれが彼女の本心。
そして最後の荷物まとめて出てって終わりって、「わたし達はおとな」と同じやんて思った。

麦ちゃんも田村さんもめっちゃよかった。ホント、どちらも心の機微がしっかりお芝居に出ててめっちゃリアルだった。内容的には色々しんどいけど空気感はとても好きな映画だった。