ももさく

恋愛小説のももさくのレビュー・感想・評価

恋愛小説(2004年製作の映画)
5.0
大学生の宏行は仲間達と卒業旅行の話しが出ていたが浮気をした彼女も参加すると思っていたから乗り気ではなかった。

帰りの電車で「久しぶり」と聡史が声をかけてきた。聡史は透明人間と言われる程存在感はなかったが宏行の事をよく覚えており頼み事をする。資産管理、遺言書を作って欲しいとバイトとして頼まれる。聡史は宏行に話し始める...自分に関わった人間がみんな死んでいくと...。

久保聡史(玉木宏)少年期(神木隆之介)11歳の頃両親を亡くし資産がある。本だらけの大きな家に住む。人付き合いが苦手。子供の頃のあだ名は「死神」。

澤井瑞樹(小西真奈美)元気いっぱいの大学生。おしゃべりでしっかり者。グイグイひっぱっていくタイプ。

武井宏行(池内博之)社交性がありいつも人に囲まれている。4年付き合った彼女に浮気される。

大垣美和(平山あや)宏行の元?彼女。

遠山千夏(奥貫薫)親を亡くした聡史を引き取った叔母。

ちょい役で真木よう子も出演。

何度見たかな、4度目くらいでしょうか。何回見ても泣いてしまう。

自分は何もしてないけど関わった人が何人も死んでいけば自分は死神だと思っても仕方ないのかもしれない。

少女漫画のようなシーンあり。こんな事実際あったりするのかな?。

「運命に逆らったんだ」

科学館、博物館、プラネタリウム、両手を広げる月光浴も印象的。

少年期の神木君の笑顔がたまらなく可愛い。小西真奈美はスラッとしているスタイル、顔の可愛さと色気、そして声がとても良い。玉木宏の髪型は微妙ですが2人でが並ぶとバランスがいい。

「どんなに怖くったって好きなら会い続けなくちゃダメなの」

鳥肌が立つ程素敵な映画。切なさや苦しさもあるけどこれほどまでに人を愛せるっていいなぁと思った。

月とか海とか神秘的でロマンチックな感じも大好き。

エンディングが歌ではなくて曲って所がいい。余韻に浸れる。

ちょっと暗いし地味な感じの映画かもしれないし多分知らない人のが多いのかもしれない。でもとても素敵な話しで私は大好き。最高の恋愛映画。