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哀れなるものたちのyuuのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.7
早くも今年ベスト。世界観とエマストーンの演技にとにかく圧倒されました!とんでもない映画で、最高でした。。。

簡単な内容は、不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見から解放され、平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく。。。というような内容でした。

今年の上半期で1番楽しみにしていた映画です。予告も魅力的で、マークラファロやウィレムデフォーなどの大好きな俳優陣と最近どハマりしているヨルゴスランティモス監督ということで観ることに。

期待以上の作品で何も言うことないなって個人的には思いました。設定はもちろんいつものヨルゴスランティモス監督らしいですが、その上にあの世界観を作り出されたらもう最高です。

最初は白黒でそこから段々とカラフルになっていくのも凄い粋だなと思いました。予想ですが、ベラが何も知らない状態から、色々な世界を見ていくうちに視野が広がって色々なことを見れるようになったから段々カラフルになっていったのかなと思います。そういう所含めると凄く良いなと思いました。

内容も内容なので、全ての人勧めても好き嫌いは分かれそうな気がします。ただ内容に入り込めなくても、あの世界観を観るだけでも保養になりますし、幻想的な空間がとても魅力的でした!

ベラ自身が最初から段々と成長していくのが観て分かりました。だけど、途中から大人になるにつれて複雑な出来事が起きていくにつれて、ベラとしての成長の過程の先が読めなくなりました。でも、ベラの力強さ、女性としての逞しさが最後しっかりと出てくるのが凄い成長を感じました。

とにかく2時間20分圧倒されっぱなしで、最高の世界観を味わうことができました!!
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