このレビューはネタバレを含みます
これ、実はものすごいファミニズム映画です。
ベラを性の供与物として扱う男たち。
所有したがるくせに”自我”を持つことを危険視する。
ダンカン・ウェダバーンがいい例だ。
自分を世界一の男だと言って、セックスを知らないベラを
自分好みの女に仕込むべく、いろんな場所、体位でやりまくる。
一方、自我が芽生え、性の冒険をするベラを赦せず、
自分自身を崩壊させることになる。
これが男。実に男だと思う。
だから、自分にもグサグサ刺さりまくった。
原作本を買ってナナメ読みをしてみたが、
映画のような性描写はなかった。
原作をツイストして女性の性や生き方の話にしたのに
あっぱれを送ります。