るい

哀れなるものたちのるいのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1
キメラの冒険の果て
今月公開の作品の中で1番気になってたやつ
ヨルゴス・ランティモス監督の新作

ある日、橋から身投げして自殺した1人の妊婦が流れ着き
天才外科医である、ドクター・ゴドウィン・バグスターがそれを拾う
彼は死にかけてた彼女のお腹の中にいた胎児の脳を彼女に移植した後、電気治療を施して蘇生させる
それから彼女との共同生活が始まり
彼女の脳は驚くべきスピードで成長を遂げていく
いつしか彼女は外の世界に興味を持ち出し
その欲求は爆発寸前
そんなで彼女は弁護士の変なおじさん、ダンカンと
共に旅に出ることに‥‥

話は理解できたけど、とにかくやっぱり
ヨルゴス・ランティモスだった🤣
もう、変ちょこりんの極み
もう何から感想を話したらいいだろう🤣
世界観がまず奇天烈だった
医療の概念が🤣
何か入れて縫合して電気流せばオールオッケーみたいな
赤塚漫画みたいな理屈が通用する世界が凄かった🤣
とにかくエマストーンの大胆かつ予測不能な
演技に振り回される
私の勝手でしょ!とばかりに無邪気で、色んなことに興味を持つので
本当観てるぶんには面白かった
ただその興味のほとんどが冒険か性的関係っていう
とにかく今作
不快とかグロより、エロに振り切ってて
エマストーンの身体の張りように前半はビックリした😳
マジで大胆すぎる
それが中盤に行くにつれて慣れてくるんだけど🤣
独特過ぎるダンスも凄かったな
口いっぱいに物を頬張って溢しまくる
独特の不快食事描写も健在で
やっぱり食事シーンを観たら
あ!ヨルゴス監督の世界に入ったなって
思うくらい
ただ今作に出てきた
エッグタルトだけは美味しそうだなって、初めて思えた笑🤤
そして何より、今作、セットの作り込みが凄かった
なんか、お台場にあった「ビーナスフォート」をデカくしたみたいなセットで
本当テーマパークみたいなのよ🤣
あと個人的には音楽が面白かった、なんだろう音に締まりがないっていうか自由だなぁって思って
で脇を固めるキャラクター達ですよ
本当今回個性的過ぎる
デフォー演じるバグスター医師のインパクト
や癖も凄かったけど
個人的にはマーク・ラファロ演じるダンカン
の変なおじさんっぷりが面白すぎて
もう登場から最高だったし、最後まで面白かった
あと強烈だったのがバグスターが生み出した
キメラペットの数々
アヒル犬とか
鶏犬(ワンって鳴く鶏と鴨の体にブルドッグの頭が合体してるやつもいた🤣)
あと鴨ヤギ🐐🦆もいたな笑
ただ1番、衝撃的なインパクトを残したのは
確実に最後に出てきたやつ笑
コレは是非自分の目で確かめてください🤣
これが普通に生きてるのが凄いよ🤣
なんか秘宝館に迷い込んだような映画だったけど
自分は飽きずに楽しめました
るい

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