速いマン

哀れなるものたちの速いマンのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的"美"、芸術の暴力でぶん殴られるため鑑賞後の余韻がえぐかった。
込められた難解なメッセージ性とは裏腹に、ストーリーが非常にわかりやすいおかげでキャラに感情移入がしやすい。
胎児の脳を移植して生き返った"ベラ"、冒頭は赤子のような知能だったが、あっという間に性に興味を持ち、哲学唱え出すくらい成長、モンスターが生まれて人間社会に影響が!…ともならないのがよく分からん世界観を出していて惹き込まれた。
普通、エマ・ストーンのセックスなんて見せられたらそれしか頭に残らんものだが、色々考えさせられるせいで後半は慣れちまった、恐ろしい。
同じ男としてはマーク・ラファロに非常に同情した、あんな綺麗な女性いたら狂っちまうよな…
あんま音楽気にしない俺だが今回のサントラは鬼リピしてる、作中曲が不気味で耳に残るものが多かったからエンドロールの無音で面食らった。
演技力バケモンのキャストたちに👏
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