フランケンシュタイン博士と怪物が合体したようなゴッドウィン・バクスター博士の存在や嘔吐が繰り返される食事シーンから生を呪い焦がれながら拒絶される物語かと思いましたが、物語は何度もツイストしながら最終的に歪な生を愛でて終わります。今まで避けてきたヨルゴス・ランティモス監督作品ですが、思い切って見て良かったです。エログロ描写が強めで最初は抵抗感がありましたが、ユーモラスな描写も多く、正直ラース・フォン・トリアーみたいな気持ちになるんだったら嫌だなと思っていただけに楽しく見れました。
中世風のドレスが女性の抑圧を意味しているのでしょうか。私は青いドレスがエマ・ストーンの目と響き合う瞬間にこの映画が好きになりました。