観たいものがすべて詰まっていた。
今年ナンバーワンかもしれない。
語尽くせないほど誰かと語りたいことがあるが、うまく表現するには語彙が足りない。
まず美術的な満足感が大変大きい。
洋服も、調度品も、リスボンの町並みも、エンドロール中の背景に至るまで。
ホテルでのダンスシーンは映像体験と身体表現あたりが良すぎて泣きそうだった。
そしてベラというキャラクターにずっと魅了される。
世界を知りたい、
Furious Jumping、
リアリストは臆病な少年、
世界をImprovement する、
みたいなセリフが頭に残った。
各シーンでベラの精神年齢が何歳なのかはわからないんだよね。
脳を入れ替えるところ以外は近代のイギリスあたりの設定かな?と思いきや、思ったより現実と非なるスチームパンクでメルヘンな世界だった。(馬の首の付いた蒸気自動車、リスボンの空中トラム、博士の体)
"ロブスター" の好きだったところを思い出した。
ロブスターを知らなかったら、この映画を見ていなかったかもしれない。