Tommy

哀れなるものたちのTommyのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.7
観たいものがすべて詰まっていた。
今年ナンバーワンかもしれない。

語尽くせないほど誰かと語りたいことがあるが、うまく表現するには語彙が足りない。

まず美術的な満足感が大変大きい。
洋服も、調度品も、リスボンの町並みも、エンドロール中の背景に至るまで。

ホテルでのダンスシーンは映像体験と身体表現あたりが良すぎて泣きそうだった。

そしてベラというキャラクターにずっと魅了される。

世界を知りたい、
Furious Jumping、
リアリストは臆病な少年、
世界をImprovement する、

みたいなセリフが頭に残った。

各シーンでベラの精神年齢が何歳なのかはわからないんだよね。


脳を入れ替えるところ以外は近代のイギリスあたりの設定かな?と思いきや、思ったより現実と非なるスチームパンクでメルヘンな世界だった。(馬の首の付いた蒸気自動車、リスボンの空中トラム、博士の体)

"ロブスター" の好きだったところを思い出した。
ロブスターを知らなかったら、この映画を見ていなかったかもしれない。
Tommy

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