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ブラインドネスのNobのレビュー・感想・評価

ブラインドネス(2008年製作の映画)
2.5
全世界の人々が失明するというパニックの中でも、利を得ようとしたり権力を握ろうとする人間の浅ましさ。つくづく憂鬱になる映画。

設定は斬新なのだが展開が冗長で、サスペンスも最後まで盛り上がりに欠ける。唯一視力を失っていない主人公のジュリアン・ムーアが何をしたいのかよく分からず、この世界で最強のはずなのに、全く解決を図ろうとしないことに終始イライラ。

新しい終末の描き方で、その辺は楽しめたのだが、視力を無くした人間は理性を失ってしまうという点は疑問。ラストも若干、唐突な印象を受けた。
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