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憧れを超えた侍たち 世界一への記録のtubameのレビュー・感想・評価

3.5
優勝で幕を閉じた2023年WBCをチーム発足から追ったドキュメンタリー映画。
休みを取ってリアルタイムで試合を見守ったあの頃も、もはや遠い日のことの様。
前回の侍JAPAN映画があまりハマらなかったのと、今野球に対してかなりささくれだった気持ちなのでスルーしようと思っていたが、源田壮亮が凄く良いのでファンは観た方がいいとの感想の多さに後押しされ、滑り込みで観賞。


栗山監督ら首脳陣の侍メンバー選定から優勝までをコンパクトに纏めた内容だが、いい結末であることが分かっているせいもあるのか爽快感あり。前回の映画よりもナレーションやBGMなど演出面でかなりシンプルにしているのが観やすい。正直それほど選手の内面性に迫っているとは思えず記録映像感が強いので映画としては高い評価はつけないが、大会自体が面白かったので楽しく観れた。


切り取られている舞台裏はあくまで一部でしかないけど、常にポジティブに周囲を鼓舞する大谷翔平はやっぱり段違いのスターだなと思ったし、失点して裏で涙する佐々木朗希は今後益々スターになるだろうと思った。
そして噂通り源田はとても良かった。彼のチーム想いの人柄が栗山監督にも理解されていることが嬉しかったし、誰にも負けないくらいの気持ちの強さと熱さが画面を通して伝わってきてファンとして誇りに思った。
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