かんぶりあ

ザ・クリエイター/創造者のかんぶりあのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

スターウォーズのスピンオフ「ローグワン」の監督が作った近未来×AI×戦争映画。
これまでのSF作品では進化するAIの恐怖、AIが戦争を起こす「AI=悪」という構造がお決まりで、まさしく今作の人間側の目線で作品が作られてきた。
でも実際にAIが進化して日常に組み込まれてきてる現在になるとAI側に寄り添ったものも造られるようになってきた。(ゲームの「デトロイト ビカム ヒューマン」とかもそう)
主人公はAIと人間の共存のため自らを犠牲にして人間サイドの大量破壊兵器ノマドを破壊してここで映画は終了するが、ニューアジア以外から見ると今までよりAIが脅威に見えてしまうことになるじゃないかと思ってしまい、ストーリーには若干不満も残る。
しかし、それを踏まえてもロボットデザインや東南アジアの田舎にロボットが生活している風景の非日常感、世界観はとても良かった。