サトシ

パッチギ!のサトシのレビュー・感想・評価

パッチギ!(2004年製作の映画)
3.8
井筒和幸監督の青春コメディ映画。

舞台は1968年の京都。
府立東高校2年生の松山康介は、常日頃から争い事の絶えない朝鮮高校に、担任布川先生の発案でサッカーの練習試合を申し込む事になる。康介と友達の紀男はしぶしぶ朝鮮高校を訪れると、そこで康介は音楽室でフルートを奏でる少女キョンジャに一目惚れする。しかしあろうことかキョンジャの兄アンソンは同校の番長であった。どうしてもキョンジャと仲良くなりたい康介は朝鮮語を必死で習得すると同時に楽器店でギターを購入し、キョンジャが演奏していた「イムジン河」を覚え彼女の前で演奏することを決意する・・・。

[キャスト]

松山康介:塩谷瞬
リ・アンソン:高岡蒼佑
リ・キョンジャ:沢尻エリカ
波岡一喜、尾上寛之、楊原京子、真木よう子、江口のりこ、キムラ緑子、前田吟、笹野高史、木下ほうか、長原成樹、小出恵介、光石研、ケンドーコバヤシ、桐谷健太、オダギリジョー、余貴美子、大友康平、松澤一之、加瀬亮、笑福亭松之助、ぼんちおさむ、小市慢太郎、徳井優他。

井筒監督の傑作。
井筒監督と言えば「パッチギ!」です。
在日朝鮮人をほぼ日本人が演じ切り全く違和感がないです。時折り入るハングル語がリアルで俳優の方々の演技力が素晴らしいです。
沢尻エリカの存在がこの映画には欠かせないと痛感させられます。とにかく美女、可愛いです。
冒頭のグループサンズのボーカルが加瀬亮なのがビックリで、その後、小出圭介が主役と思い込んでいたらどうやら違う事にビックリで、朝鮮高校のメンバーに真木よう子、江口のりこがいる事にビックリと、前半から驚きの連続で面白くニヤついてしまいました。
担任役の光石研の登場がとにかく面白すぎて声を出して笑っていましたね。京都の町で堂々とロシア人と仲良くしているとは、自由すぎます。
駆け出しのオダギリジョー、桐谷健太、ケンドーコバヤシとかも観れて贅沢ですね。
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