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ミャンマー・ダイアリーズのNoveのレビュー・感想・評価

ミャンマー・ダイアリーズ(2022年製作の映画)
4.0
これは過去の歴史でもなく、2021年2月1日から現在に至るまで続いているミャンマーでの出来事である。数々の実際に撮影された映像と、敢えて物語りを作ることで普遍的な幸福を問いている。
現在も同じアジアにある国では、軍事クーデターによって多くの民衆は危険な状態にある。抗議運動、デモによる民主的解決を行っている人たちは、夜に軍部、警察による不法な拘束によって帰らぬ人となっている。
武力による対抗手段として、武器を持つ人たちも結束していく。その先には、悲惨な内戦へと向かうことが暗示される。
フィルムメーカーたちは、ベルリン映画祭を初め、海外での評価にも関わらず、名前を述べることすらできない。
しかし、映画は生き続ける。
日本のマスコミではあまり報道されていなくても、世界では今も多くの人たちが困難に立ち向かっている。
せめて日本に居て出来ることがあるとすれば、先ずは関心を持つことではないだろうか。
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