アフガニスタンの交戦地帯に米兵が一人で取り残され、仲間が救出に向かうという話は、快作ミリタリーアクションドラマ『SEAL Team/シール・チーム』でも取り上げられていた。
本作は米国人を救うミッションの過程でシールズ隊員が孤軍奮闘する設定なので、多少ニュアンスは違うが、おそらく当時アフガニスタンで似たようなミッションを現実に実践したのだろう。
ウイリアム・カウフマン作品に興味を持ち、見始めた。
『ローンサバイバー』くらいのクオリティがあれば良いな、という気分で見たんだが、本作は期待以上の作品に仕上がっていた。
中盤までバトルシーンが控えめだとはいえ、徐々にテンションを上げてきた。ジョニー・ストロングは銃撃アクションがうまい。ヒューマンストーリー部分も地味にイイ演技をしている。
彼が音楽も担当しており、なかなか感傷的な音楽を植え付け、単なるバトルアクションだけでなく、ドラマ要素も高める楽曲だった。
オチにはハートウォーミングな流れを持ってくるし、超有名なスター不在の映画ではあるが、中東を舞台とするミリタリーアクションの中では必見の作品と感じた。予想外の収穫だ。
タイトルはセンスないけども。