ふじお

さよなら ほやマンのふじおのネタバレレビュー・内容・結末

さよなら ほやマン(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ほやの生態が知りたくて

恥ずかしながらほやというものを全く知らずに生きてきた
(ほやが魚介類ということすら知らなかった)
ほやマンの説明のお陰でほや博士になれた気がする
これから飲み屋でほや出てきたら博識を披露しよう
見た目がちょっとマンゴーみたい
美味しそう食べてみたいなあ

そして本編
YouTuber下りはなかなか笑えた
クリエイティブ?なことやってみたかったんだね
後半から苦悩が少しづつあふれでてきて
どこまでも実直なアキラが不憫でしかたがなかった
(振り切って希望をもったら
それすらもおじゃんになって)
波のシーンはあまりに切なくて涙がポロポロこぼれた
高校時代のパンクバンドを思い出す

アキラとミハルが最初と最後で全く違う表情をしていて
これは良い映画なんだと思った
アキラとミハルの間でロマンスが起こらなくてよかった

松金よね子さんの名演技が光る
「バトンタッチだ」の下りはちょっと鳥肌すら立つ

震災を元にした映画で
「島を出られる」という台詞を出すのは勇気が必要だったと思う
それでも震災の別の視点を視られた気がして
個人的には良い台詞だった

地元の方々がエキストラとして多数参加されていようで
地元密着感がハンパない
(パーティーの席にリアルほやマンがいた気がする、、、)
お爺さんの「たすけてーほやマーン」が秀逸
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