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ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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目次

ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワーが配信されているサービス一覧

『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
代わりに『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』を上映している映画館が見つかりました。
上映館(1館)
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ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワーが配信されていないサービス一覧

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『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』に投稿された感想・評価

面白いしわかりやすい。フィルムを通した、男性視線による無意識の女性搾取。引用される映画の趣味も良い。
男性が撮ってきた映画を我々は観てきている。だから女性が女性という客体を見つめることに、慣れているから男性同様の見方をしてしまうし、監督したときにも同じように撮れてしまう。
わたしが最初に女性の客体化について書かれた文章を読んだのは、上野千鶴子先生の本で、それもわかりやすかった。まずみんな、共有知識としてそれを知っておくといいと思う。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.0
【ニナ・メンケス女性映画史特講】
CPH:DOXにニナ・メンケス映画があった。ニナ・メンケスといえば『Queen of Diamonds』で知られる女性監督である。彼女が映画におけるジェンダー描写や映画業界の女性の扱いについて批判した講演型のドキュメンタリー『BRAINWASHED: SEX-CAMERA-POWER』を製作していたのだ。近年、日本でもハラスメントの告発が増えているだけに、本作で勉強をしてみました。

ニナ・メンケスの講義から生まれたこのドキュメンタリーは我々が何気なく嗜んでいる映画、映画批評家が当然のように取り扱い賞賛する構図に対して批判している。『ファントム・スレッド』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』における男性の眼差しから言及し、映画における女性の性的搾取について語る。胸や尻がアップになり、その後女性の全身が映し出される。男性の、舐めるように観る女性像。覗き見の側面を、画の構図から理論的に説明していく。そして、映画史における女性監督の少なさ、ハリウッドにおいて94%もの女性映画人がハラスメント経験ある事実(これは母数やアンケートの方法について慎重に見る必要はあるが)から、見えない存在となってしまった問題を次々と明らかにしていく。

本作は大学の授業であれば半年かけて講義する内容を1回分の授業サイズに圧縮しているため、事象や映画史における重要な作品を並べているだけにも見られる。また、自分の作品を棚にあげすぎな印象も受ける。しかしながら、アリス・ギィ、ドロシー・アーズナーの時代から『WANDA ワンダ』や『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』、『ノマドランド』、『TITANE/チタン』までを語り、『Mektoub, My love』におけるアブデラティフ・ケシシュの性的虐待問題を指摘する点は女性映画史入門として重要と言える。

近年、映画製作に関するドキュメンタリーが度々話題となっているが、この映画は日本にとって必要な作品だと言えよう。
yuna

yunaの感想・評価

3.6
クラスメイトたちと鑑賞。
映画内のストーリー上で男女が果たす役割でなく、画面外のシネマトグラフィーに焦点を当ててフェミニズムを論じている点がとても新しく感じ、新たな視点で映画を見ることができるようになりそうな良作だった。
豊富な映画から多くのシーンを具体例として紹介しているのも良いし、言いたいことは嫌と言うほど分かるが、少しくどい説明と音楽がひどくてもったいなかった…わざとそうしてたのかもしれないけど笑
最後には、女性の部分的なボディーパーツをうつしたり、セックスシーンでのpan shotなどといったそれまでの慣習に背いた革新的な作品を観られ、割とポジティブな気持ちで見終わることができたのが救いでした笑