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ラブ&ポップの青のレビュー・感想・評価

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)
4.1
めちゃくちゃ良い映画やった。なんとなくで流し始めて、最初は流し見してたんやけど開始5分でオモロの気配を察し真剣鑑賞。半分くらいまでのめり込んで観たところで調べたら監督庵野やん。ある一定の平成初期作品に感じるエヴァっぽさかなと思ってたら全然庵野やった。
村上龍は一時期狂ったように読んだけど1つとして内容を覚えていない作家。黎明期の薄暗さを内包しながらなんとなくハッピーなかんじが私の中で岡崎京子とかぶってる。初期の安野モヨコも同じ系譜な気がするな。
めちゃくちゃ良かった。全然好きなジャンルではないねんけど観られたし、面白かったし泣いた。
「私達は何でも話せるから友達なんじゃない。話したくないことを無理に聞き出さず、"こういう返事がほしいな"ってときにちゃんと返事をしてくれるから友達なんだ」
「私はみんなと対等でいたかったんだ」
うろ覚えやけど刺さったモノローグ。村上龍、今読み返したらまた違う感銘を受けるかもしれない。
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