あの事件をTVや新聞でみて心が引き裂かれたから
この映画を観るのもすごく勇気が必要だったけど、
障害者の家族がいる自分が 映画が好きな自分が
観ないわけにはいかないなって思い鑑賞。
それでも前日にチケット取ったんだけど夜からずっと
気が重かった。観たら立ち直れないんじゃないかと...
観終わった今、心がずっしり重くはあるけど
事件について知ってたというのもあって
立ち直れないほどダメージ受けてはない。
まずあの事件がこうして映像化されたことに
意義があると思う。
社会問題を完成度の高い映画・ドラマで描く韓国を常日頃から羨ましく思ってるし、
実際作品を見て感動して、日本もこういう風になっていけばいいなと感じてたから。
出演陣にはなんか感謝の気持ちだし
特に磯村勇斗くん、本当に素晴らしかった。
感動した。
この役を磯村くんが演じてくれて良かった。
他のキャストも豪華だった。
宮沢りえが主演ってことしか知らなかったから
え、二階堂ふみちゃん?え、オダギリジョー?
ってびっくりしっぱなしだった。
無理に綺麗事を並べたり白黒つけたりするんじゃなく
観る者に委ねる感じなのも良かった。
「これが現実です」って何度も何度も何度も言ってた
さとくん。
胸糞悪くて犯人についてはあまり調べてないんだけど
最初は献身的だったってのも本当なのかな。
障害あるけどいっぱいおしゃべりできて大好きなものたくさんあっていつも幸せそうなわたしの家族はさとくんボーダーはセーフなのか?と考えたり.....
救いのない映画なのかと思ってたけど夫婦に希望が
訪れててよかった。結局出生前診断するんだろうか。
そこを描かなかったのもなんか深いよな。
障害についてのあれこれはもちろん、
ふみちゃんとかふみちゃん父とかオダジョーのくそ同僚とか
(うわ、そんなこと言わなくていいじゃん)っていう
人間の汚いとこが描かれてたのも興味深かった。