2021年初頭、キース・ギルが投稿するネット掲示板redditやYouTubeに集まる小口の個人投資家たちが、時代遅れで倒産間近と囁かれていたゲームソフトの小売企業GameStop社の株をこぞって購入し株価が急騰。同社を空売りしていたヘッジファンドに大損害を与えたという実話ベースの作品。
金融関連に疎い方ですが、楽しめました。
「Dumb Money（愚かな資金）＝資金金融マーケットにおいて、冷静な状況判断ができない投資家の資金」と揶揄される一般の小口投資家たちが、富を独占するウォール街のヘッジファンド野郎どもをぶっ潰した痛快ストーリーです。
彼独自の分析から、全財産の約53,000ドル（当時円換算で約560万円）をGameStop株に投資したことをきっかけに、人気投資アプリRobinhoodの利用者(Robinhooder)たちが一致団結して買い続け、メディアも含めた大きなうねりとなっていく。
猫のプリントTに赤いハチマキを巻き「Roaring Kitty（怒ったネコ）」名義でライブストリーミングする、純粋に株が好きな人の良さそうなキース・ギルを演じるポール・ダノが適役！
セス・ローゲンほかのヘッジファンド側の3人が追い込まれていくのが楽しい。
キース・ギルの資産は3400万ドル（当時換算で約37億円！）となり、2021年4月にSNSから身を引いたそうです。
