サトシ

Fair Play/フェアプレーのサトシのレビュー・感想・評価

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)
3.8
クロエ・ドモント監督のスリラー映画。(PG12指定)

舞台はニューヨーク。
競争の過酷なヘッジファンド会社で同僚として働く恋人同士のエミリーとルークは、婚約して仕事もプライベートも順風満帆な日々を送っていた。しかし、会社の人間なら誰もがうらやむ昇進の候補にエミリーが選ばれたことをきっかけに、先行きに暗雲が立ち込める。エミリーだけが出世コースに乗ったことで2人のパワーバランスは崩れ、関係は次第に修復不可能なほど崩壊していく・・・。

【キャスト】
エミリー:フィービー・ディネヴァー
ルーク:オールデン・エンライク
エディ・マーサン、リッチ・ソマー、セバスチャン・デ・ソウザ、パトリック・フィスクラーなど。

この作風、結構好きです。
エミリー役のフィービー・ディネヴァーがキャリアウーマンを見事に演じ切っています。最初はアシスタントにしか見えなかったのに、PMに抜擢されると本当にスーツが映えます。
男性、女性のパワーバランスの崩れが人間関係を狂わしていき、じわじわとルークが追い込まれいく様はあまりにも可哀想で同情してしまいます。
婚約パーティーの際に相手の事をあんなに嫌っているにも関わらずにトイレでSEXを求めて受け入れる事には理解できないですね。ハリウッド映画では相変わらずトイレでよくSEXします。
それにしてもエミリーは家でもバーでも毎日のようによく飲みますね。スーツを着てあんなに酒豪でカッコ良くて素敵でした。
ラストはルークを変質者扱いしていたのでエミリーがナイフで刺すと予想していたのですが、人間の欲望を満たす事を優先したかったのかと納得しました。
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