『アントニオ猪木をさがして』
というフワッとしたタイトルからして、一抹の不安はあった。
そう思いながらも、昭和のプロレス少年ジャンリュックとしては観に行かない選択肢は、無い。
感覚的には「義務」。
内容としては、
🇧🇷移民時代にはじまり、世間の偏見との闘い、試合映像、写真、それに神田伯山の講談・巌流島決戦なんかもあって、盛りだくさんなんだけど、
それぞれの繋がりがあまり感じられず、ブツ切り感があって、今一つつくり手の思いを受け取りづらい。
それに‥なんというか、細部に闘魂が宿ってないというか、ちょっと雑な感じが😕
ほんの一例で、新日本プロレス旗揚げ直後の苦労してた頃の話をしているのに、そこに差し込まれる写真が全然関係ない10年も後のもの(素顔のライガーがいた)だったりすると、「つくってる人、ほんとに分かってんのかな?🤔」という気になってしまう。
結局のところ、僕にとってこの映画のクライマックスは、エンドロール🎞️
炎のファイター♫が流れる中、原悦生カメラマンが撮った猪木の数々の写真が映し出される‥
誰も席を立たなかった😊
▽おまけ
ドラマパート1部で少年が電話越しに聴く放送は、話の流れや日付から見て、猪木vsホーガン戦の不透明決着によって蔵前国技館で暴動が起きた時のもの。少年の落胆する顔が目に浮かぶ。