圧巻の合戦シーンに見入った。
歩兵と騎兵を自在に操り、砲弾で圧して策で制する。
氷の上のアウステルリッツの戦いが印象的だった。
確かに「英雄」だった。
でも「ただの男」でもあった。
ジョゼフィーヌへの溺愛ぶりには驚き。複雑だけど、ずっと手紙でやりとりしていたのが少し愛おしく感じた。2人にしかわからない何かがあったのかな。
大軍を前にして言葉を詰まらせた最後の戦では、「英雄」とは何だろうって考えがよぎった。
民衆にも兵士にも敵国にもジョゼフィーヌにも、ナポレオンという男の姿はみんな違って見えてたのかも。