るい

身代わり忠臣蔵のるいのレビュー・感想・評価

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)
3.8
こんな歴史もあり
公開前時ではノーマークだったけど
とにかく映画観に行くと、いやってくらい
予告やってて、気になって🤣
今週観る新作どれにしようかな?で
決めた今作
意外に面白かったんですけど〜🤣🤣
「俺物語」でお馴染みの河合勇人監督の新作
皆さんご存知、年末の風物詩
「忠臣蔵」を人情喜劇に仕立て上げた作品

江戸は元禄
高家の旗本である吉良家の末弟「吉良孝証」は家を追い出され、
人に慕われず、鈍坊主として
ギリギリの生活をしていて
ついに生活に完全に困って、頼りたくはなかったが、ケチで情もない長兄
「吉良上野介」に会いに行く
案の定、罵られられ、なんとか馬小屋に居させてもらう事ができたものの
そんなある日
松の廊下で上野介が
赤穂藩主「浅野内匠頭(浅野長矩)」に斬られ
瀕死の重傷を負う、あってはならない事件が発生
逃げ腰で斬られたと幕府に知られれば
武士の恥=吉良家の終わりを意味する
このお家潰しの急事態に弟、孝証は
大金をエサに吉良上野介の身代わりをさせられ、騒動に巻き込まれることになる‥‥

とにかくムロツヨシが最高に面白い
笑いの間が絶妙かつ、キャラクターを3枚目2枚目に切り替える上手さ
基本はアホでダメな坊主なのに
慕われるという喜びを知って、いつしか思いやりを持つ
兄とは正反対の情人になってくのがカッコよかった
また色んな相手とのやり取りが上手い
林遺都演じる、家老の斉藤宮内とのコンビ芸のようなやり合い
永山瑛太の大石内蔵助との後半につれて固くなる友情とか
脇を固めるキャストも面白い
特に嫌味な悪役を演じた、
柳沢役の柄本明さん
最初と最後しか出てないのに強烈なインパクトを残した
お犬様(徳川綱吉)の北村一輝とか
本当キャラがみんな面白かった😆
にしてもまあ「忠臣蔵」をここまで大きく面白く改変したなっていう🤔
かつ今時らしい
命の大切さっていうメッセージ性も込めてるのが本当斬新だった
流れ自体はちゃんと忠臣蔵なのよ
でも話のまとまりはこっちのが良い気がした
久々にずっと笑って泣いた映画だったな
るい

るい