市子のれんこんのレビュー・感想・評価

めちゃめちゃ良かった……。
ネタバレを避けると言えることが少ないけど、誰が悪かったのか、なにがいけなかったのか、市子自身にはどうにもならない問題が多すぎる。
映画が終わっても登場人物たちの人生が続いていくこの手の作品は最後をどう締めくくるのかが気になるのですが、ある意味いちばんリアルなラストだったなあ…それが残酷でもあった。

予備知識ゼロだったんですが、原作者の方が監督をされてるんですね。『市子』（原作では『川辺市子のために』）というタイトル以外あり得ない、まさしく市子という女性の物語だった。