Shirorin

人間の境界のShirorinのレビュー・感想・評価

人間の境界(2023年製作の映画)
4.5
ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる、という情報を信じて祖国を脱出した、幼い子供を連れたシリア人家族。しかし、亡命を求め国境の森までたどり着いた彼らを待ち受けていたのは、武装した国境警備隊だった…というストーリー。


章ごとに、難民家族、人権活動家、国境警備隊と、それぞれの立場から描かれるので、とても見やすく分かりやすい。

難民だろうと、今どきはみんなスマホ📱持ってるんだね。それで位置を知らせたり、やり取りするのに必要なのに、子供に遊ばせたり、バッテリー🔋を子供に任せたり、てダメでしょ…😣

難民たちを、まるで荷物のように、国境の向こうに投げ戻したり、殴る蹴るなどの暴行😱
警備隊も仕事とはいえ、それ以上のやり方に見ていられない💧拾った水筒を返す時の悪意ある行いには、人間のやることか❓と仰天した🥶

警備隊の彼も、自分の仕事に苦しんでいた😖
みんながみんな好き好んで人をいたぶってるわけじゃない。荷物検査🚚の時の彼の行動にホッとした😌

活動家も、出来ること、出来ないことが明確にある。助けたい気持ちは分かるし素晴らしいけれど、その一線を越えてしまうと、せっかく出来ることも出来なくなってしまう…💧

私には、難民にパン🥪を差し出すくらいしかできないと思うけど、あの精神科医🧑‍⚕️さんはすごい。。

同じ地球🌏に、同じ時代に生きていて、生きることすらままならない人たちがいることを、1人でも多くの人に知ってもらいたい。

難民の現実を知りたい方にオススメ。
Shirorin

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